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2012 秋華賞原稿

【秋華賞】

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過去5年ラップは上表の通り。基本的にはコース図と照らし合わせても分かる通りの、持久戦様相。1000~800の区間で上り坂がある為に若干ペースが落ちるものの、それ以外はほぼ一貫ラップで進んでいるということが分かる状況ではある。また、秋競馬2週目ということもあって基本は内の先行馬優勢な状況。その上直線平坦ということまで含めて、外から差すというのは余程の能力差がないと厳しい。それだけに前哨戦において溜め切れを活かし後方から差して来た馬をピックアップする位ならば、4年前のブラックエンブレムやプロヴィナージュの様に前々で競馬をする馬を拾い上げるべきだろう。

他で考える必要性があることとすれば、今年が明らかにスロー必至のメンバー構成だということ。スローで流れて4角辺りまで馬群が凝縮される展開になると、差し馬勢の浮上余地が出てくる。2年前の様な展開になることを想定した時に初めて差し馬勢を中心にして買いに行くべきだろう。

各馬考察は追記で。

人気は3冠を目指すジェンティルドンナ。この馬の本質はスピードの持続競馬で押し切る部分にあり、逆に溜め切れ必須の状況で後ろから行ってしまうとチューリップ賞の様に案外な部分を見せる馬。それだけにオークスで道中緩まない状況での5馬身差というのは決定的な差だろうし、前哨戦のローズSでも道中緩んだレースを前々で押し切る芸当を見せたのは成長の証と見たい。状況的にはそのローズSよりは余程こちらの方があっているだけに、そこまで否定するだけの理由がないかなというのが正直な感想。スローで流れるのでは?という部分に関しては後述するが、ローズSでの内容を考慮すればそれでも大丈夫と見る。


世間的な対抗馬はヴィルシーナになるのだろう。この馬の本質はずっと言っている通りの、道中緩んだ状況からの加速競馬にあると見ている。だからこそ桜花賞での急加速競馬でジェンティルに対しての半馬身差であり、逆に道中ラップが厳しくなったオークスで道中から手応えが悪くなってしまい、最終的に5馬身差もの大差が付いた辺りはそこに原因を求めたい。今回も道中ずっと緩んで…ということは可能性として残してはいるが、それをジェンティルドンナにオークス、ローズSと阻まれているのも事実であって、逆転があるとするならジェンティルより前で競馬するしかない状況。逆転要素が0とは言わないが、限りなく薄いと判断せざるを得ない。馬自体は春2冠とも2着に来ている訳で連に来る可能性は否定しないものの、頭取りは厳しいという方向性で馬券は買っておきたい。


そのままローズ3着のラスヴェンチュラス。これは道中緩んで速い上がりが要求された時に強いディープ産駒だろう。それが露骨に出ているのが3走前の500万勝ちでありローズSであった。逆に2走前の三面川特別では4ハロンに渡って良い脚を要求された時に勝ち切れずという馬だけに、こういう条件で合うか?と言われると非常に微妙な部分を感じる。


ローズ4着のキャトルフィーユに関しても阪神外回り1800のアルメリア賞でマウントシャスタの僅差2着、中山でのフラワーCで着差が広がっての負けという辺りの履歴を見る限りは広いコース向きという印象。忘れな草賞は馬場の影響もあった上に相手も相当弱かったのは事実だけに、方向性としてはこのコース向きには見えづらい。少なくともオークスで大敗を喫した辺り、能力的にもそこまで強調できるかとなると?


他の人気勢ではまず桜花賞3着、オークス4着のアイムユアーズ。前走クイーンSではそこそこ速い上がりの耐久戦という難しい側面はあったが、それを初条件で一発クリアというのはファルブラヴ産駒で洋芝向きだったということを差し引いても十分すぎる内容というのが見て取れる。持続戦のオークスでも鞍上面でのプラスはあったもののヴィルシーナと僅差の内容ではあったが、こちらは最内をぴったり回ったにも関わらず届かなかったという辺りを踏まえてどう評価しますかと言ったところだろうか。頭まで取れるかとなると相当難しいが、2着競りならば可能性は十分あると思うが。出来れば一雨あって馬場が渋ってくれた方が良いクチであるだろうけど。


紫苑S組からは勝ち馬パララサルーが回避したので2着以降。秋開幕週の中山競馬、しかも翌日には京成杯AHで1.30.7のウルトラレコードが出た馬場でもあって額面通りには受け取れないが、当時の経過ラップは12.3 - 10.7 - 11.8 - 11.6 - 12.5 - 12.7 - 12.2 - 11.6 - 11.4 - 11.6で34.8-49.0-34.6で1.58.4。実質的に勝ちタイム+2秒で丁度良いくらいか?というレベルなので、35.4-49.8-35.2と言ったあたりで考えてみる。そう見ると、明らかに道中緩みすぎのラップ推移で3着フレイムコード辺りは相当恵まれた感じはある。2着で優先出走権を得たブリッジクライムもイン差しということがあって評価は難しく、勝ったパララサルーと外を回されたアイスフォーリス、ダイワズームが評価できるレベルか…と言った印象。

そのアイスフォーリスは加速競馬よりは持続競馬の方が良いというのはほぼ明らかで、フローラSよりオークスの方で成績が上がったというのはそういう理由からだろう。ただ根本的にこの馬の場合、コーナー4つの中距離戦自体が合うかという問題がある。露骨な体力戦になったミモザ賞で浮上できて、逆に紫苑Sでは外枠でという理由はあったにせよ0.5差というのは速い時計での持久戦には適正を欠くのではないかという推測が立つ。前付けする形に持っていくのであれば可能性は残しているのだが、外目の枠というのは微妙な辺り。


ダイワズームに関してもこの競馬は情状酌量の余地は確かにある。とは言え勝ったスイートピーS自体そこまでレベルが高くなかったということ、元々加速競馬でこそ強い馬だということは押さえておきたい。


その紫苑Sで2着に入ったブリッジクライム。織姫賞での持続かつコーナー4つの競馬をクリアしているのは評価できる材料ではある。その後の三面川特別でも4ハロンの高速持続ラップでも前述のラスヴェンチュラス相手に競り勝ったのは事実であり、そことの比較だけで考えれば考えるだけの余地はあっていいか。


オークス1番人気だったミッドサマーフェア。そのオークスは参考外だろうが、クイーンSの内容を見る限りはコーナー4つの競馬ではアイムユアーズより少なからず下と言う評価で良さそうな感じはある。ここまで好走した時もコーナー2つの加速競馬が殆どだけに、持久戦で評価するには違う様に見えるが。少なくともギムレット産駒をこのコースで買いたいとは思いませんけどねぇ。


条件戦連勝中のハワイアンウインドも参戦。キンカメ×ウインドインハーヘア牝系という辺り、速い馬場での高速上がり勝負でこそという馬か。実際ここまでの戦績を見ても新潟や阪神外回りでの実績が殆ど。国東特別でのラップも52kgで開幕週の馬場という辺りで参考にはなり辛い。余程の高速戦になれば…だが、一発でこのクラスもクリア出来るほどかとなると。ましてこの戦績だと無駄な人気を背負いそうなのは嫌な部分。


あとはローズSを取り消したハナズゴールも居る。この馬も基本は加速競馬でこその馬ではあるし、それが発揮されたのがチューリップ賞での差し切り。ただ札幌記念の4着は結構驚いた一戦で、確かに速い上がりでの一戦だったのは事実だが、平坦小回り2000を差すという競馬は案外向いている可能性は残している。問題はそもそも前哨戦を取り消した段階で状態的にどうなのかという点と、差し馬だけに枠には相当左右されるだろうという当たり前の部分。後者に関しては5枠10番とまずまずの所を引いてきた。どこを回すか、鞍上のお手並み拝見と言った所。


最後に前走の1600万を落としたアロマティコだが、その前走は明らかに溜めすぎのミス騎乗。むしろこの馬の本質はその前の西海賞にあって、小回りコースで3~4角の捲りを打てる部分にある。アンデスレディー牝系と来ればサンバレンティンやオーバーザウォールなどに代表されるように、ローカルでの捲りなど早めに動いて持続力を活かす競馬に定評のある牝系。同条件での矢車賞でもフレイムコードの完全逃げ残り展開を差すなど、コースに対する適正は見せている様に見える。そこまで人気はないだろうが、一発があるとすればこの馬か。


というわけで結論。

◎ ジェンティルドンナ
○ ヴィルシーナ
▲ アイムユアーズ
▲ アロマティコ
☆ ハナズゴール

確かに展開自体は序盤でのスローは必至。ハナを主張しそうなのがメイショウスザンナぐらいで、それが引っ張るとなれば序盤での動きはそこまで激しくないだろう。しかし人気を背負うジェンティルドンナが早め先行策であり、自分が得できるような競馬となれば早めに前を潰しに行くという状況が想定しやすい。結果としては坂下り辺りからラップが上がる持続戦を想定しての印となった。

4ハロン近く11秒後半が続く持続競馬になる前提で行くと、ジェンティルドンナとヴィルシーナの比較では前者が明らかに上になる。あとはこれに割って入れる馬が居るか否かという部分で、その筆頭格は前付け出来てコーナー4つの持続競馬をクリアしたアイムユアーズ。とは言え春時点では持続勝負でもヴィルシーナに劣っていたのは事実だけに、コーナー4つ競馬で逆転要素があるとはなかなか考えにくい部分もある。一発という意味ならば、鞍上が腹を決めての早め動き出しに期待してアロマティコだろうか。コース適正に関しても問題はなく、あとはこの内枠からどう外に持ち出すかと言った部分だけ。ハナズゴールの平坦差しにも魅力はあるが、そもそも期待値という意味では高くなさそう。


本当は出られるならアナスタシアブルーという穴馬も居たんですが、賞金足らずではどうしようもないよね。
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