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2012 天皇賞春&オアシスS 原稿

【天皇賞】

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過去5年ラップは上表のとおり。昨年こそ道中立ち替わり入れ替わりの激しい一戦になっての失速戦の様相を呈しているが、基本的には最後4Fでどこまで最高速を出せますか?という一戦。上がり最速を出す必要性まではないが、ある程度の位置から上位3位以内の上がり脚を出せるか、もしくは余程のステイヤー適性があって早めの位置から持続力勝負を仕掛ければチャンスはあるというのがこのレースの特徴。

ただ、今の京都の馬場がかなり極端なセッティングになっている模様。土曜9Rの3歳500万で1.06.9、メインの下鴨Sが1.57.6。古馬500万ですら1.33.5という状況で、しかも逃げた馬はある程度残せるという状況。これをどう捉えるかは非常に考え所になってくる。


さて、今年はまずオルフェーヴルの取捨選択が非常に悩ましい一戦。前走はひとまず置いておいて、有馬記念がスローからの5F11秒フラットの脚持続、菊花賞も5F近く12秒フラットを使い続けられるという才能を持った馬であることはもう分かっている。そういう意味ではこの京都外回り3200でも否定する材料はないよね、と言うのが能力評価としてはしょうがない所だろう。
問題は前走の逸走ぶりをどう取るかだが、そこだけを殊更突く気はないというのが個人的な見解。むしろそこよりも、その後の調教などでもひたすら我慢させる調教をさせてきたこと、及び展開的にも自分の競馬ではなくかなり控える競馬、言わば余所行きの競馬をしそう…という懸念はある。そこを突いた上で、展開面やらでの逆転を考えると言うならば考えの方向性としては分からなくもない。
そういう意味での馬単2着付けを押さえ程度に買ってみる…というのはアリだと思う。ただあっさり引っ繰り返して勝ち切りそうな予感はしますので、やるにしても程々に。


ウインバリアシオンはダービー、菊花賞、JCを見ても12秒フラットの流れが続く持続戦に関して適性があるというのはもう間違いない所。そういう方向で考えると、条件として間違っている様には思えないし、相手筆頭にこれを置くと言うのも間違ってはいないと思う。ただ、前述のオルフェーヴルに対して勝ち切れるかとなると疑問符が残るのが正直なところ。菊花賞でもそうだったが、加速に若干時間が掛かるという欠点がある上に、本質的にそこまで脚が速くないのを京都記念で露呈。武に乗り替わっても前任者の方向性をなぞっているだけの部分はあり、まして今の高速馬場で更に強調出来るポイントがあるか?となると後方から差したけど…という可能性は考えておいても良いだろう。


トーセンジョーダンは距離に関してはそこまで心配していない。スピード持続戦だった昨年の天皇賞を勝った履歴もあるし、一昨年のアルゼンチン共和国杯を見ても道中締まった流れの中で抜けてくるという方向性の方が良い馬ではある。逆に道中があまりに緩み、纏めてスピードを使う展開になった有馬や大阪杯の様な方向性だと駄目な馬だけに、過剰にスピードに傾いている今の馬場はこの馬にとって良い方向には向いてくれそう。オルフェーヴルとは真逆の脚質を持っているという点もあって、勝ち切るだけの有資格者の1頭ではないか?という考えを持っているのだが。ただ本当に調子が良いのか?という疑問は若干なりとも残して良いのではないだろうか。昨年の秋以降あまりに順調に使えていた反動はあっても不思議ではなくて。


阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライが次位人気。ただその前走はオルフェーヴルの逸走があって、ラップ構造としては若干おかしな部分があったのも事実。その逸走と同時に後続各馬のペースが上がって、そこからはコーナー部分があるにも関わらず12.1 - 12.0 - 11.9 - 13.4と12秒フラットが3~4F刻まれている。その前が13秒台を3回刻まれたにも関わらず、かつ最内をずっと通ったにも関わらず最後1F13.4と掛かったのはこの馬のギリギリだったという判断も出来る。そういう意味では前走は恵まれたという印象がどうしても拭えない。前走より3kg増、まして今年の4歳の2番手以降を個人的には信用していないという部分もあって…


昨年の勝ち馬ヒルノダムールは、近走を見ていると加速力に関しては確かに落ちている印象。ただ京都記念にしても阪神大賞典にしても、他馬より背負っていたのは事実ではあるので、その点での言い訳は効く。昨年の大混戦レースを制した馬ではあるし、同舞台での実績があるというのは評価したい反面、その昨年は絶好調だった上にモロに展開が向いての勝利だったのも否めない。とは言え他の馬が軒並みもっと怪しかったりする部分はあるだけに、繰り上がりで浮上しそうな予感は一応。


面白そうなのは3枠2頭。特にペースを作るであろうゴールデンハインドはハナさえ行けるのであれば、ペース調整は出来るだろう。荻野に乗り替わっての5戦で、きっちり逃げれたレースでは全て押し切っているという部分、及び現在絶好調の厩舎リズムと今の前有利な高速馬場を味方にすれば、ひょっとするとの可能性は考えておいても良い。どうせ馬鹿にされているだろうし、放っておいてもバテるだろうと後続が思ってくれれば面白そうな展開になりそうだが…。
ジャガーメイルも一昨年ほどの冴えは見られないが、昨秋のG1戦線でもそこまで酷い競馬をしていないのは事実。その一昨年は高速馬場で行われて、それを差し切ったという履歴は残しているだけに、これもノーチャンスとは思っていない。


逆に先行馬でもナムラクレセントの様な、スタミナに寄りすぎなタイプだと若干割り引きたいかな?という印象は持っている。一昨年のスピード要求された天皇賞では4着までしか来れなかったという事実は今の馬場状況だし重く見ておきたい。


と言う訳で結論は以下の通り。

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基本線はオルフェーヴル信用も頭絶対とは思っていないことと、かつそれ以外の4歳よりは5歳上の連中を上に取ると言う2点。馬券はオルフェからの馬複をベースにするが、合わせて馬単2着付けも軽く買っておく。ただしウインからの馬単だけはなし。


【オアシスS】

58kgでも同コース同距離の武蔵野を勝ったナムラタイタンを信用する一戦。思いの外人気していないのは斤量面から来る部分だろうが、同コースのOP以上を2勝したにも関わらずこれだけ人気がないなら尚のこと強調すべき。相手は人気所を中心に手広く構えるが、本質的にそこまでスピードの無いシルクだけは敢えて外す方向で。

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2012 青葉賞+α 原稿

【青葉賞】

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過去5年ラップは上表のとおり。まぁ見ての通りの上がり勝負になっているのは一目瞭然。条件としては、中盤部分でしっかり折り合えることと、急加速レースでの対応力。かつ上がりでも上位の脚を使える事になる。過去5年でもレースでの上がり最速の馬が5連勝中となっており、かつ過去歴でも上がり最速を複数回出しているというのは一つの指標になるだろう。
またもう一つ、この時期の2400が所謂スケール勝負になるという観点もあり、そういう意味でも過去の連対馬が軒並み出走馬の中でも馬体重上位だというのも一つの観点ではある。ざっと見る限りでは500kgオーバーまであれば良いのではという感じ。まぁ私は馬体を見る人ではないので、そこを殊更強調することはないのですが。


人気はフェノーメノになる様子。確かに府中全勝、中山の小回りコースは合わずに全敗という履歴の上、戸田厩舎と来れば人気するのは分かる材料。馬体重も500kg弱あり、そういう意味でも文脈的には合致している印象。弥生賞も外を回らされたという部分もあって、敗因ははっきりしている。2走前の500万も後の共同通信杯3、4着馬に完勝しているという部分まで込みでの人気なのだろう。ただ脚質的な問題もあるのだろうが、圧倒的な切れというのを全履歴を見直しても見せておらず、どちらかと言えば持続力で押すタイプの馬かという印象があり、急加速に対する適応力を見せていないのは一抹の不安。


サトノギャラントが2人気想定。近走歴を見て行くと、ベゴニア賞で急加速対応を見せているし、スプリングSでも勝ち馬と同タイムの上がりを披露。皐月賞も上がりだけを取り出せば4位となり、急加速レースでもそうでないレースでも上位の上がりタイムを叩き出しているのは好印象。あとは藤沢厩舎が現状、重賞クラスでは去年頭から勝てていないという事実をどう見るかだろう。


カポーティスターは新緑賞からの連闘。このレースは2300の少頭数ということもあり、道中ドスローからの急加速ラップになったのは経過ラップを見れば分かる通り。過去歴を洗っても4走共レースで上がり最速タイムを出しており、かつどのレースも道中緩んでの急加速レースであるという点から強調して良い一頭か。


アドマイヤブルーはホープフル、京成杯と道中緩んだレースを好勝負した実績は持っている。その点からの評価はして良いのだろうが、前走の毎日杯があまりに厳しい負け方だったのも事実。クラスが上がるにつれて上がり脚が上位ではなくなっているという点も踏まえると、そこまで強調出来るか?という点は気掛かりで。


ミルドリームはミルレーサー牝系+シンクリの産駆。若葉Sは中団から良く差しているという印象もあるし、3走前の梅花賞でも道中緩んだ展開からきっちり差しているのは好印象。そういう意味では買い材料はある。ただ馬体重があまりに小さすぎて、これだと文脈的には合致しないかなぁ…という部分もあって、そういう意味では一枚下げざるを得ないという感じはあるのだが。


ヤマニンファラオはダイワメジャー産駆。ゆきやなぎ賞自体は確かに急加速レースを制している。ただこの種牡馬自体が中山・阪神>京都・東京という産駆を出しがちだし、実際この馬に関しても阪神で全勝、京都では全敗という産駆のプロトタイプに則った馬にしか見えない。まして母父サドラーでは、速い脚を使えるか?と言う点においても不安は残りそうな感じには見受けられる。


以下穴馬として山吹賞組のステラウインド、サカジロオー、エタンダールをピックアップ。どれも計算上、単純に出走メンバー中でも速い上がりを出せそうな連中というだけの話。この中ではディープ産駆で、ここまで内回り2000ではイマイチ適性が合わなかったのでは?というエタンダールを一応強調してみたい。

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馬券的にはカポーティスターの単複をまずは買って、あとは薄めに流して穴目が掛かることを祈るべきかな?と何となく考えている。




【春光S】

ざっと出走メンバーを見渡しても、危なさそうな馬が多い一戦。一応の中心はロンギングスターにしておく。昨年の薫風S、ひかり賞と同コースでも上位クラスの走破ラップを見せている。昨秋復帰後、調子がイマイチ上がっていない様子なのは気掛かりではあるが、春の軽い府中ダートであれば前走よりもう少し上積みはあって良い。
もう一頭、鞍上はこれ以上なく不安だがデンコウヤマトにもチャンスはある。こちらも昨年のひかり賞でテンと上がりを36秒台で両立し、そこそこ追い込めたというのは評価して良い筈。白嶺Sでも重い馬場だったにも関わらず、37.2-36.8というラップバランスは評価出来て。
その白嶺S3着のスーブルソーはそのレースで若干上がりを要している分だけ割り引くが、それでも評価はしておく必要はあり。トウショウクラウンも鳴門Sで不良馬場ながら上がり35.7で追い込めているならマークは必要。ただ人気ほど信用出来るか?は疑問符が残る。

人気のトキノフウジンは前走タイム、ラップ共に稍重を考慮しても1600万では物足りない時計。府中戦での良績が評価されるのであれば、却って嫌うのが妙味ありと判断。コンノートも府中1600で通用するだけのラップバランスは見せておらず、これは単純に過大評価では?

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2012 マイラーズC 簡易原稿

◎ ダノンシャーク
▲ トーセンレーヴ
注 シルポート、トウショウフリーク
△ コスモセンサー、フィフスペトル、リアルインパクト

京都マイルと聞くと、やはりディープ産駆を買っておけば良いんじゃね?という気がします。馬場状況が微妙な上、Hラップで飛ばす(であろう)シルポートやトウショウフリークが出てきているのは相当厳しいとは思いますが、それでも。

ということで◎▲はディープ産駆。どっちにしてもキレと最高速だけはある京都外回り向きのディープ産駆。差を付けたのは単純に鞍上面で、決して乗れてないピンナよりは福永を取っただけの話。雨が降っても差し展開になるのであれば、素直に浮上しそうな感じはあるが。

あとは単純に逃げ馬2騎と、マイルCSで頑張ったフィフスペトルに印を回す。エイシンアポロンは単純に58kgがどうなの?というのと状態が本当でない可能性がありありで、今回だけは見送りが正解と判断。コスモセンサーやリアルインパクトなども押さえても良いとは思うので、次位にはこの2頭も。

ただメインの馬券はダノンの単複をチョイスしておく。馬複を手広く買うくらいなら単複集中の方が何かと楽だということもありますし、ここまで広げても拾えない可能性を考えると単複だけの方が利益率も上がりそうで…。

2012 福島牝馬S 原稿

ここ数年のレース結果から考えようと思ってみたが、そもそもあまり当てにならない馬場状況なので、一応コース平均を参考に考えてみる。そのコース平均ラップ(古馬OP)が12.4-10.7-11.5-11.9-12.0-11.9-12.1-11.8-12.3で34.6-35.8-36.2となっている。単純にコーナー4つのローカル1800mということもあって、道中からある程度の圧が掛かる結果そこまで緩むポイントがない、と言うのが着目ポイント。また道中では微妙な高低差があり、実質1000m近くは坂を上っている計算になるので、そういう意味でも消耗戦になりがちなのだろう。

そういう観点から行くと中央4場で唯一信用出来そうなのは中山の1800~2000における好走歴。どちらにしても直線の坂を2度上り、更に1コーナーに向かうポイントで更に上る厳しいコース。ここで前で競馬しての好走歴は信用したい。逆に阪神や京都の外回り1800はコーナー2つなので論外、府中1800の加速勝負もここと繋がるとは到底思えない。ローカルでは小倉中距離の消耗戦もOK、新潟外回りは信用できない、中京も微妙な所…という推測は出来そうだ。



中山牝馬の上位組が比較的人気を背負いそうな組合せ。そのレースラップが重馬場で12.8 - 11.4 - 11.9 - 12.7 - 12.7 - 12.8 - 12.0 - 11.8 - 12.5、36.1-38.2-36.3。馬場状況を勘案しても中盤がやたらと遅いのが目立つ(ちなみに良馬場のOP平均が36.2-35.6-35.6、1600万で36.4-35.8-35.8)。その上前残り、内残りの極端な馬場だったが、中盤が極端に緩むことで急加速競馬向きの追い込み馬にも浮上しやすいレースになっていた様に伺える。中途半端な位置で競馬をしていたり、道中外を回して失速した様な馬には巻き返しのチャンスはありそうで、このレースからの出し入れはなかなか考え所。


人気はその中山牝馬2着、オールザットジャズ。このレースの評価は前述の通り、またこの馬の履歴を洗っても京都1800で強い競馬をしていたりと、本質はギムレット産駆らしく中盤緩むレースの方に適性は高いのではないか?という推測が立てられる。前走の様に後方から競馬するか、もしくは2走前の様に中団からなのかは判断しかねるが、どちらにしても相当脚を長く使う必要があるこのレースに対する適性が本当にあるかは微妙なラインの様だとは思う。


逆にその中山牝馬で人気を背負って沈んだアカンサスも人気しそう。2走前の初富士を勝った時が比較的前半~中盤が早めの厳しい流れで、それを差し切るレースは確かにOPでも通用して良い内容だった。前走の敗因がはっきりしないのだが、単純にこの相手では力が足りないのか、馬場負けしたのか…?世代レベルが微妙だと感じる部分もあって、一応押さえるには押さえてみるが、そこまで強調出来ないか。


同4着のマイネイサベルも人気。前走は最内をぴったり回ってきて、しかも加速競馬になったからこそだろう。この馬の好走パターンは大体この中盤緩んでの加速競馬で、ローズSにしてもクイーンCにしてもそんな感じ。逆にコーナー4つの競馬ではフラワーC、秋華賞と駄目だという分かりやすい履歴を示している。それなら違うよね、としか思えないが。


アスカトップレディもOPに上がってからはコーナー4つでは駄目、2つの競馬でこそというのを露呈している。特に持続勝負になった愛知杯やクイーンSでそれぞれきっちり負けているのは大きい。ここではなく、むしろこの後の大一番で穴として狙ってみたい一頭だが…そもそも出れないかな。


コスモネモシンは前走最低な競馬をしたが、その割には良く頑張っていた。道中同じような位置に居たオールザットジャズとの3~4角のコース取りを見るとまぁ泣きたくなる。それでもその2着馬とは0.4差、更にコース替わりで今度こそ持続力勝負になるなら、の感はある。問題は鞍上ですよね(笑) ちゃんと乗って、お願い。


アニメイトバイオも前走は大きく負けてしまった。状態云々より、単純に道悪競馬が駄目だったということなのだろうか。真っ当な状態なら昨夏の七夕賞、クイーンSの連続好走や秋華賞2着が示す通り、持続勝負は持って来いの馬。チャンス0とは思えないが…


大穴なら最内ラブフールでどうか。近走はコーナー4つ、持続勝負ならばそこそこやれるということを示している。血統的にもペースアップは対応できる下地は持っており、ネモシンが好走出来るなら似たようなこの馬にもチャンスはあって良い。


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2012 皐月賞 原稿

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過去5年のラップは上表のとおり。まぁ中山の2000m、しかも3歳のこの時期としては当然なのだがヌルいレースになんてなりゃしないよね、というラップ構成。確かに08年のキャプテントゥーレ逃げ切りなんて年もあるにはあるが、基本的には最高速度重視のキャラクタがここで苦杯を舐めるシーンが多いという皐月賞のプロトタイプは覚えておくべき。過去5年の上がり平均が35.66秒と露骨に掛かる上、道中も12秒半ばまではほぼ落ち込まない以上、差し馬勢が浮上するには11秒台の脚を相当持続して使わなければならない。その経験があるならともかく、そういうレースを見せていない差し馬勢はさすがに怖さの方が先立つ、と言うのが過去のレース内容。


さて、このレースはラップ論もあるのだが、それ以前の問題としてある程度の能力基準をクリアしないと駄目でしょという感覚でいる。どんな競馬場でも、コーナー4つでも2つでも勝負できるゴールドシップを基準に置いた時、これを超えた馬が何頭居るよ?と言うのが今年の牡馬クラシックに置いてはベースに考えている。
皐月賞トライアルこそ使ってないものの、それ以前の路線では全く大崩れすることなく消耗戦でも加速勝負でも勝ち負けしていた馬。しかもその路線が札幌2歳~ラジオNIKKEIとこの時期にしては比較的厳しめのラップを踏んでいた。その後のTRで巻き返した連中はまだ置いておくにしても、最低限この馬に対して何らかの形で勝ち負けに近い格好まで持ち込めた馬は一定の評価を与える方向で考えておきたい。


人気はグランデッツァ。前走のスプリングが重馬場にも関わらず12.9 - 12.1 - 12.5 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 12.4。どこも緩まない一貫ラップで、これを外から差したというのは一つの評価ポイントにはなる。そういう意味では中盤ラップが速い方が良い馬であり、本質的には札幌2歳などを見ていても、そこまで後半で速い脚が使える様なタイプの馬ではないと見る。コーナー4つの機動力競馬向きの馬でもあって、前述のゴールドシップと僅差の競馬を常にしている様に能力的な裏付けも出来る。あとは当日の馬場状況次第でどうなるか、と言った所か。変に内目の馬場が乾くことは避けたいクチ。


もう一頭の人気がワールドエース。この馬が良い馬だということは否定しない。加速力や最高速という部分では現世代でも最上位に上げられて良い馬だとは思う。ただ、それがこの舞台に合うか?と言われた時に微妙な感じがあるからこそ抜けた人気になっていないのだろうし、実際それはレース振りを見ても分かる所。道中露骨に緩んだ若葉Sでも後方から進んで差し切った内容は良いにせよ、18頭立ての小回り中山で同じことをやって届くのか?と言う疑問には素直に居たい所。まして道中ある程度厳しくなる様な経験が一度もなく、相手が弱い所や自分の走りやすそうなレースばかりを選んで来ていると言うのも事実と言えば事実。人気には推されていても、クリアすべき壁は案外多い様には見えるのだが。


ディープブリランテの前走内容は確かに評価出来る。今回は前に壁を作れる内目の枠を引いたと言うことも、気性的に問題を抱えるこの馬にとってはプラス材料。2走前の共同通信杯の様な急加速競馬が向かないのは分かっており、そういうレースにはならない皐月賞と言う舞台も良いだろう。前目で競馬出来るという部分まで見ると、人気勢ではプラス評価をしたい一頭。ただ本質2000はどうなの?と言うのが前走のレース振りからも伺え、直線で一旦抜け出して差を広げたにも関わらず最後失速、グランデッツァに差されたレース振りからしても、この距離延長は意外にハードルの高い可能性はある。加速勝負が決して得意ではない(筈の)ゴールドシップに通信杯で着差を付けられた部分まで考えても、世評ほど能力がまだ追い付いていない感じもあって。


そのゴールドシップはスタミナ強めのステゴ×マックイーン配合。洋芝の札幌2歳、時計掛かる状況を外から捲って詰めたラジオNIKKEIと、コーナー4つの競馬ではきっちり結果を残している一頭。確かに出遅れ癖は嫌な材料で、今回も恐らく後方からの競馬になりそうなのはしょうがない部分だが、それを巻き返すだけの機動力があるというのは良い材料。57kgで重賞勝ちがあるというのも皐月賞に置いてはプラスになるし、ラジオNIKKEIを追い込んで連対した馬も例年クラシックでは勝負になっている。問題は共同通信杯以来というローテーションで、このローテで連対圏まで来た馬は近年見当たらないが…それを覆せるかどうか。


アダムスピークはラジオNIKKEIを見ても分かる通り、器用さと加速力が武器になっている一頭。このレースの道中ラップは確かに緩いのだが、同日の古馬1000万マイルが1.35.6で決まっている様に、全体的に時計が掛かっていた週。そう考えれば1秒くらいは上方修正して丁度いい位と見るべきか。前走は内目の馬場を通らなければ駄目という状況でもあって、外を回したこの馬には一番辛い展開になっただけに大敗はやむを得ない。この枠を引いて、当日内目の馬場が乾いている様な状況なのであればチャンスはあって良い。あとは鞍上がどこまでこのコースを理解できているかの一点だろう。


その弥生賞勝ち馬コスモオオゾラが次位人気。道中ラップが12.5 - 11.0 - 12.7 - 13.5 - 13.4 - 13.1 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 12.0と稍重馬場を考慮したとしても遅すぎる内容で、更に内目の馬場しか駄目という前提条件からすればそこまで…という内容ではある。ただその前の葉牡丹賞でも不良馬場を考慮すれば十分なラップ構成で走れており、そういう意味で中山のコーナー4つ競馬に対する適性は最右翼。あとは当日の状況次第だろうが、本質的なスピード値ではSS系からは一枚見劣るだけに馬場の渋化は残っていて欲しい所。


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一応前日の方向性的には2パターン用意。万が一馬場が乾くスピードが速く、内にグリーンベルトが出来た時用のアダムスピークと、外伸び用になった時のグランデッツァを両方向で考えておく。どちらに転んでも安定して動けそうなゴールドシップを次位に、以下コスモとブリランテを。ワールドエースも無下には出来ないので一応拾っておくが、馬券的には2着or3着付けを推奨。頭で買いたいかと言われるとさすがに疑問符が。

それにしてもワールドエースが前日売りで1番人気にならないとは予想外でした。もっと集中すると思ってたから裏を取りに行こうと思ってたんですけどねー。

2012 桜花賞原稿

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過去5年ラップは表の通り。阪神外回りマイルと言うこともあって、総合力が要求される順当なコース設定になっている。それだけに展開などで引っくり返すだけの余地はあまりないコースと見るべきか。中盤ラップも含め、そこまで緩むポイントはないレースでもあって、そういう所での好走例は勿論拾っておきたい。
ただ馬場状況だけはチェックしておくべきで、先週の結果を踏まえるに内はそこまで馬場が良いとは思えない状況。外を通った馬が伸びてくるそんなシーンは十分想定しうるだけに、そこを踏まえた構築は必要になってくるのだろう。


続いて前哨戦チェック。時系列順で追い掛けて行く。

昨年の阪神JFは12.6 - 11.1 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 11.0 - 12.0というラップで、35.8-24.4-34.7というラップ構成。馬場差や年齢差を考慮すればこれでも十分な内容で、前半の入りが若干遅いものの例年並みの評価は与える必要はある。これを2馬身半千切ったジョワドヴィーヴルに関しては素直に評価でしょうし、加速ラップに適応できている上位馬もそれに準じた評価となる。

年始のシンザン記念はジェンティルドンナが勝った一戦。12.2 - 11.1 - 11.7 - 12.2 - 11.6 - 11.9 - 11.7 - 11.9で、35.0-23.8-35.5。4F目以外は道中緩むことの無いラップになっており、これを押し切った勝ち馬もやはり評価の対象にはなり得る。ただ前と内が優位な馬場状況でもあっただけに、そこは注意ポイントだろうか。

翌日のフェアリーSは12.3 - 11.7 - 11.7 - 12.1 - 12.5 - 12.2 - 11.5 - 11.5、35.7-24.6-35.2。中山マイルにしても若干中盤ラップが緩み気味のレースであり、そういう意味では前のマイネエポナは比較的楽な競馬内容か。逆に外から追い込んだトーセンベニザクラも道中緩むマイル戦では追い込める馬であり、順当な結果ではある。

翌週の紅梅Sは阪神JF3着のサウンドオブハート。12.6 - 11.8 - 12.2 - 11.8 - 11.2 - 11.5 - 11.6、36.6-11.8-34.3。前半の入りが遅いのは気掛かりも、中盤~後半のラップ継続はなかなかのもの。これを4角8番手から差し切った勝ち馬は上がり3F33.8で纏めており、しかもこの時は内が一瞬開かないという状況のおまけつき。高速ラップでの脚持続という面での適応力もあることを見せてくれたのは新境地。

続いてエルフィンS。12.7 - 11.8 - 12.3 - 13.3 - 12.8 - 11.4 - 11.5 - 11.1で36.8-26.1-34.0というラップ、勝ち馬がサンシャイン。これは明らかに中盤ラップが緩んだ一戦、どうしたって桜花賞という意味では評価は下がる状況か。まして前残りのレースでもあって、番手から抜け出した勝ち馬は評価しにくい。

クイーンCはヴィルシーナ。12.6 - 11.6 - 12.4 - 13.1 - 13.0 - 11.5 - 11.0 - 11.4、36.6-26.1-33.9という経過。馬場が若干時計掛かっていたにせよ、このラップはちょっと評価しづらい。まして勝ち馬はこのペースを番手から抜け出す競馬は出来たからと言ってもねぇ…。


次は各桜花賞TRの概観。
まずはチューリップ、12.7 - 10.9 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.2 - 11.3 - 11.8で35.7-24.5-35.3。中盤もそこまで緩んでおらず、同距離同コースのトライアルとしては十分な内容。勝ち馬ハナズゴールの回避は残念ではあるが、上がり上位を出した2~4着馬はそれぞれ評価は必要だろう。圧倒的人気のジョワドヴィーヴルも馬群に突っ込む競馬をした分の敗退であり、これはそこまで評価を落とす理由にはならない。

アネモネSは不良馬場での施行、12.5 - 11.5 - 11.9 - 12.7 - 12.8 - 12.5 - 12.4 - 13.3で35.9-25.5-38.2。馬場もあったが消耗戦の様相を呈しており、そういう意味では勝ったパララサルーにしても桜花賞向きのスピードがあるかはなかなか判断に苦しむ所。

フィリーズレビューは12.2 - 10.7 - 11.4 - 11.8 - 11.9 - 11.9 - 12.9、34.3-11.8-36.7という阪神1400らしい最後1Fが落ちるラップ構成。中盤含め一貫ラップだけに、こういうラップで好走出来る体力は評価出来る一方で、ここで好走出来るということはむしろ本質はスプリント寄り?という疑念は生じる所。勝ち馬自体は阪神JFで2着した馬だけに、阪神マイルでも大丈夫な感じはありますが。

最後にフラワーC。中山1800の重馬場施行で、12.5 - 12.1 - 12.8 - 13.0 - 12.9 - 12.5 - 12.3 - 12.3 - 12.9。37.4-38.4-37.5という感じで、これはレースレベルとしても疑問符が残る一戦。勝ったオメガハートランド自体は36.5の上がりを使ってはいるものの、テンの入りが38.8というのは桜花賞に向けては不安の方が先立つ内容か。

以下追記で各馬考察を。

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4/7 福島競馬・注目レース

【福島7R】

福島1700は基本、中山程ではないにせよ坂がポイントになる。実質1000m近く坂を上る形状になる為、ローカル1700にしては思った以上の底力(=中盤要求度)が必要。まずは中山や阪神1800で先行して好走出来ているのは一つのポイントになる。

そういう観点だと単純にビービーバカラをチョイスすれば良さそうな感。前走のレベル自体決して高くはないが、ダート3戦目での内容と考えれば一応の及第点。
相手は6枠2頭、その中でも1000mでも先行出来るだけのスピードあるコーラルビューが筆頭。減量騎手起用で更にダッシュ効く可能性は高く、減量が効きやすいコースということもあって。シナルも前々で粘れる実績はあるので押さえは必須。あとはニシノキュアノス、グジョウハチマンまで考えておけばOKかと。

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【福島8R】

福島1150は印象ほど先行押し切りは決まらない。むしろコース形状的にも差し浮上のシーンは十分に考え得るコースなのが注意ポイント。

そう考えると人気所ではノボジュピターの差し浮上に要注意のレース。ここ数戦は新潟、京都と差しが届かないコースでの出走だっただけに悉くノーカウントのレースばかり。前が止まるのであれば差し届く可能性は十分考えられる。減量でもここはむしろGoのサインで。
相手はマチノアカリを相手筆頭に、先行馬差し馬織り交ぜての印。穴は差し馬勢、減量デステニーアローと最内クリスリリーが怖い所。

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阪神牝馬S 原稿

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過去5年ラップを眺めると、上表の様な感じ。
同コース同条件である阪急杯と比較すると、阪急杯の07~11年平均ラップが34.26-11.44-35.06。中盤が阪急杯より約0.2秒緩むことで、そこまで最後1Fが露骨に失速しないという結果に繋がっている模様(阪急杯の過去5年最後1Fが12.18)。
それだけに、通常の阪神1400で好走しがちな1200資質の高い馬というのがここではそこまで好走していない。勿論同コース実績の高い馬が好走する例は多いが、マイル位に資質のある馬の方が好走しやすいのが過去の結果からは伺える。それでも中距離寄りの資質だとさすがに厳しそうな感じはあるのだが。
あとは馬場の方向性か。先週の大阪杯が好例だが、内外では明らかに馬場の状況の良し悪しが分かれていて、今週も方向性が変わっていないのであれば多分状況は外差し。ここをどう捉えるかだろう。


人気はマルセリーナが背負いそうな感じ。
昨年暮れの阪神Cで4着好走、昨年の桜花賞勝ちということからの人気なのは分からなくもない。確かに資質方向は間違っていない感じはあるが、その阪神Cの通過ラップが12.2 - 10.7 - 11.1 - 11.4 - 11.4 - 11.9 - 11.8と最後2Fが掛かり気味で、比較的追い込みやすいラップになっていたのは見逃せない所。桜花賞にしてもラスト2Fが12.0-12.1となっており、そこまでの追い込み展開になれば…と言った所だろうか。

もう一頭のスプリングサンダーは阪神1400が明らかに庭といった近況。昨年同レース3着、このコース自体も3勝かつオール掲示板という安定感の高さ。その昨年のレースは内を通った2頭を差し込めなかっただけのもので、この馬場ならそれよりもう一つ上を見込んでも良いだろう。前走も4F目が12.1と緩んだ分差せなかったという話であり、そこも緩まない想定で行くなら更に上昇余地はある。問題があるとすればこの内枠からどう捌くか?の一点。

アパパネは資質どうこう言う前に、そもそも休み明けが本気で使って来ないという厩舎戦略があるだけに、ここじゃなくて買うなら次という呼吸で良いのではないかと。まぁ資質方向の話をするなら、ヴィクトリアマイルの消耗戦をクリアしているだけに向かない訳がないのではあるんですが。


フミノイマージンは単純に距離が大丈夫?という不安はある。ここまで1800~2000を中心に使っていてそこでも後方から行っているという脚質はやはり気になる所。とは言え、前走の東京新聞杯でも高速ラップ持続にしっかり対応出来ているのは材料としては良いものを残している。元々良い脚を長く使える持続力には定評がある馬だけに、この条件でも何とかする状況証拠はありそう。

エーシンハーバーは単純にCozzene産駆というだけで京都>阪神という印象。2走前の長岡京も前半ラップがそこまで速くないのは事実で、そこで上がり33秒台で差し切ったからと言って、ここでどうにか出来る裏付けはないに等しい。
キョウワジャンヌも新潟の1400を勝ったからここでも対応できる、というのは明らかに間違い。

レディアルバローザは想定人気がここまで低いのが分からないのだが、持続方向の馬だけにこれも押さえる必要性はあり。ただ1400まで行って対応できるかは微妙な線だが。

昨年2着のアンシェルブルーは、そこで好走してるだけでもう買い材料。その昨年ほど臨戦過程良くないのは事実ではあるものの、1400戻りでのパラダイスSで2着しているだけにそこまで気にはしない。前々で押せる脚質も好材料。

穴はカトルズリップス。前走ラップが12.4 - 11.5 - 11.8 - 11.5 - 11.4 - 11.4 - 12.2となっていて、見た目のラップは遅いが当日は全体的に時計の掛かっていた日。実質ラップはもう少し早めに見積もるべきか。最後1F掛かる消耗戦に持ちこめる脚質と、それを凌げる資質の持ち主。馬場状況は厳しいが、チャンスはあって良い一頭。


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